症状別にくわしく知っておきたい!

介護者の多くがうつ状態になりやすい

 

介護者の4人に1人がうつ状態になっているといわれています。

 

介護以外でも現代人はたくさんのストレスをためこんでいますよね。

 

その多くは、まず人間関係の疲労から始まり、そこから精神的疲労、そして肉体的疲労へと移行していきます。

 

そのまま疲労を回復させずに放っておくと、心身ともにうつ状態に。

 

とくに介護では、このような、うつ状態になる過程の要因が凝縮しているといってよいでしょう。

 

「疲れ」と「うつ状態」はちがいます。

 

本格的なうつになってしまう前に対処しなければ、なんとかしようと考える力すら失くしてしまうのです。

 

介護者がうつ状態になりやすい理由

 

では、なぜ介護者がうつ状態になりやすいのでしょうか?

 

具体的な理由をみていきましょう。

 

 

 

■初めてのことにとまどう

 

介護は家事や家族の世話など今までやってきた日常生活のこととは異なります。

 

(記事参照:【原因その5】女性介護者に多い「完璧介護」

 

さらに認知症が重なってしまえば、介護者が信じられないことが多く起こることも。

 

人間は、経験がないことに対してとまどい大きなストレスを感じるものです。

 

 

 

■生活環境の変化

 

介護をするにあたり、少なからず生活環境が変わります。

 

仕事や、自分だけのプライベートな時間が犠牲になり、介護に多くの時間を割いてしまうことに。

 

生活環境の変化はたとえ若い人でも大きなストレスになります。

 

 

 

■人間関係

 

介護保険サービスが始まると、新しい人たちと関係を築いていかなければいけません。

 

そしてなによりも、本人(要介護者)と今までにない密接な距離の間柄になります。

 

さらに認知症が重なると、本人との人間関係に悩むことが多くおこるため、介護者はクタクタに。

 

この人間関係が介護うつの大きな原因といっても過言ではないでしょう。

 

 

 

■先が見えない辛さ

 

介護は終りの見えないマラソンです。

 

人間は、終りの見えないことには不安であり、肉体的だけでなく大きな精神的疲労がたまっていきます。

 

 

 

■成果がでにくい

 

介護は、学校の試験、仕事のように、頑張った分に対する成果というものがほとんどありません。

 

「努力しても努力しても成果を感じられない」というのは介護者を心身ともに疲労させます。

 

 

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うつ状態のサインを見逃さないで!

 

介護で疲れを感じるのは当然です。

 

ですが、その疲れが、うつ状態に移行していないか?

 

いち早く、気がつくことが大切です。

 

あなたは以下のような状態になっていないでしょうか?

 

【うつ状態の症状】

 

■不眠

 

疲れているはずなのに眠れない

 

 

■食欲がない

 

体をたくさん動かしているのに食欲がわいてこない

 

 

■やる気がおきない

 

自分の好きなことでも、やる気がおこらない

 

 

■死んでしまいたいと思う

 

「もう死んでしまいたい」という気持ちが頭の中につねにある

 

 

このような症状が出ていれば、危険信号です。

 

 

 

 

 

自分は自分だけしか守れない

 

自分の心身の健康というのは、結局、自分自身でしか守れません。

 

いくら体が健康そうに見えても、心までは周囲にわからないからです。

 

たとえ、どんなに大切にしなければならない人が目の前にいようが・・・

 

人間、誰でも「一番に優先させて大切にすべきは自分自身」です。

 

うつ状態に気づいたら、家族に相談するよりも、とにかく早く病院に行って専門の医師に相談してください。