症状別にくわしく知っておきたい!

【介護疲れ原因6】男性介護者に多い「燃え尽き介護」

 

超高齢化社会に入り、老人が老人を介護する「老老介護」が増加してきました。

 

少子化で子供も少なく、自分たちの介護は自らしなければならなくなり、高齢者の負担を重くしています。

 

もしも、夫婦二人きりの場合、妻が先に要介護者になれば、介護を受け持つのは夫ということになります。

 

ですが、男性が介護者になる場合、男性ならではの大変さと苦労があるもの。

 

それは、

 

介護に必死になりすぎてしまうこと

 

慣れないことに限度というものがわからず、一心不乱に介護に専念しすぎてしまう傾向があるのです。

 

仕事のように介護に取り組む

 

若い頃、仕事一筋だった男性ほど、介護にも同じような熱意で取り組んでしまいます。

 

 

■仕事と同じく失敗は許されない

 

■仕事と同じく弱音は吐けない

 

■仕事と同じく毎日続けなければならない

 

 

このように、仕事と同じ価値観で介護に取り組んでしまうと、大きなストレスと介護疲れを背負い込んでしまうことに。

 

仕事以外の人付き合いが下手

 

仕事一筋に生きてきた男性ほど、仕事以外での人間関係に不器用な傾向があります。

 

そもそも、男性は女性とは人間関係の築き方そのものがちがいます。

 

女性は、意味もなくダラダラと会話できるのに対して、男性の会話には必ず目的があります。

 

仕事の人間関係はそれで良いのですが、その他となるとそうはいきません。

 

時には、意味もない会話をダラダラと話せるからこそ、弱音が吐けたりできるのです。

 

そもそも介護は仕事と違って「成果」というものがありません。

 

もちろん、上手にこなす方法などはありますが、それに正解はなく、さまざまな人の意見を取り入れることが大切なのです。

 

しかし、仕事一筋だった男性はそれ以外の人間関係を築くのが難しく、ひとりきりですべてを抱え込んでしまいがちです。

 

慣れない家事

 

若い頃から家事を積極的にこなしてきた男性は別ですが、通常、男性は家事全般に経験が足りません。

 

経験のないことを上手にこなそうと思えば思うほど、ストレスがたまってしまうことに。

 

また、プライドの高さから、ヘルパーにお願いすることを遠慮してしまう傾向があります。

 

 

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燃え尽きない介護をするために

 

では、男性介護者が疲れをためずにうまく介護をこなしていくにはどのようにすれば良いのでしょうか?

 

 

■仕事と介護は違う

 

まずは仕事と介護は違うという認識をもつことが大切です。

 

介護は仕事のように売り上げもなければ、納期もなく、ノルマもありません。

 

たとえ、失敗しても上司に怒られたり、部下の信頼を失うこともありません。

 

 

 

■できないことは任せる

 

介護は誰にでもできることではありません。

 

だからこそ、介護職というプロがいます。

 

介護のプロである、ヘルパーや施設のスタッフは介護について豊富な知識をもっており、その力を借りなければいけません。

 

自分にできないことはあきらめて、介護のプロに任せましょう。

 

 

 

■周囲に悩みを話す

 

男性介護者に多いのが、誰にも相談できずに地域から孤立してしまうことです。

 

超高齢化社会に入った日本では介護は一般的なことになりました。

 

決して、自分の家だけが特別ではありません。

 

世間体などのプライドは捨てて、周囲に介護仲間をもち、グチや弱音などを聞いてもらいましょう。

 

 

 

■自分がラクになるのは本人のため

 

大切な伴侶を介護している気持ちが強いのならば、まずは自分がラクになることを考えることです。

 

自分が苦しんでいれば、要介護者である妻も気がつくもの。

 

相手を大切に想う気持ちがあるならば、まずは自分がラクになることを優先しましょう。

 

 

他人に頼ることも「スキルのひとつ」

 

男性は、他人に頼ることをついつい「みっともないことだ」と考えがちです。

 

しかし、それは違います。

 

介護保険サービスを上手に使い、ヘルパーさんやケアマネージャーに頼れることも大きなスキルのひとつなのです。

 

ぜひ、このスキルを身につけ、周囲をもっと信頼し頼りましょう。

 

ひとりきりでは介護はこなせません。

 

無理にこなそうとすると不十分なケアになり、それにイライラしてしまい介護虐待につながってしまうことがあります。

 

そうならないためにも、男性介護者の場合は、まず自分の心を周囲に開くこと。

 

それは決して恥ずかしいことではなく、大切なスキルのひとつなのです。