症状別にくわしく知っておきたい!

高齢者になっても自力で歩けることが大きな自信に!

 

「自分の足で歩くこと」

 

これは人間が生きていく上で欠かせない重要なことです。

 

つまり、歩けることは、目的地にたどりつけること。

 

それは心と体に大きな効果をもたらします。

 

心の効果

やりたいことができる

体の効果

筋力の強化や血行促進

 

 

 

このように歩いて目的地にたどりつけるということは、心と体の両方を健康に保つのに最も効果的な運動なのです。

 

しかし、高齢になると筋力の低下から自信がなくなり、あまり歩かなくなってしまう人が多いのが実情です。

 

ですが、高齢になっても「歩く」というシンプルな運動を続けることで筋力を維持、そして強化させていくことは不可能ではありません。

 

「自分の足で歩くこと」

 

この最もシンプルで、最も重要なことをあらためて見直してみましょう。

 

歩かないと筋力が低下していく

 

高齢になってからの転倒、そして骨折はそのまま寝たきりになってしまうパターンが多くあります。

 

そのようなことにならないように何としても防がなければいけません。

 

では、なぜ高齢になると転びやすくなるのでしょうか?

 

筋肉が縮んでしまう

 

高齢になると姿勢が前かがみになっていきます。

 

その原因は、筋力の低下です。

 

使わない筋力は衰えていき、筋肉繊維がちぢんでしまうのです。

 

歩くことが困難になってくる

 

高齢になると歩くスピードが落ちてきます。

 

その原因は、歩幅が狭くなってしまうから。

 

歩幅が狭くなってしまうのは、足を前に振り出す力と、地面に着地した足を蹴り出す力が弱まってしまうためです。

 

しかも、歩幅が狭くなってしまうと、すり足になり、つま先が障害物にぶつかりやすくなるため、転倒のリスクが高まってしまうことに。

 

転倒から骨折、そして寝たきりというパターンを防ぐためにも、日頃から筋力の維持と強化をしていく必要があります。

 

それを可能にするのが意識的に行う散歩です。

 

高齢に逆らった歩き方を!

 

高齢になると確かに筋力が衰えてくるため、歩幅は狭くなり、歩行スピードも落ちてしまい、歩く姿勢も前かがみになります。

 

このようにならないためには、意識して歩き方を変えることです。

 

おおまたで歩く

 

歩く時には意識しておおまたで歩くようにしましょう。

 

そして背筋を延ばしていつもより少し速めに歩きます。

 

ポイントは歩いている間中ずっとこのようにおおまたで歩き、速度をあげるのではなく、5分間だけでもOKです。

 

ある程度、歩ける状態ならば5分間だけ、このような歩き方を散歩中に取り入れていくようにしましょう。

 

かかとから着地する

 

散歩することに慣れてきたら、散歩中の姿勢も意識して正していきましょう。

 

内また歩きや、すり足ではつまづきやすく危険です。

 

背筋をできるだけ伸ばして顔を上げて、かかとから着地するようにしましょう。

 

 

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一緒に散歩に出かける

 

高齢者の散歩は常に危険がつきまといます。

 

実際に街中を散歩してみるとわかりますが、段差があったり、クルマや自転車が側を走り抜けていったり、夜になると街灯が少なく暗い道も多くあったり。

 

筆者も高齢の母と一緒に毎朝散歩をしていますが、一番安全だと思うのは大きめの公園です。

 

公園はクルマも入ってきませんし、道路の段差などもほとんどありません。

 

歩くスペースも広いので他の人とぶつかる心配もなく、歩くことに集中できます。

 

さらに、木や花、季節ごとに変わる香り、空を飛ぶ鳥や、散歩中のイヌとの出会い・・それらを眺め、触れることで五感をほどよく刺激してくれます。

 

 

 

 

とはいっても、やはり高齢者の場合はできるだけ、一緒に散歩にでかけて常に見守ってあげるようにしてあげましょう。

 

徘徊ではなく散歩

 

「歩くこと」

 

これは、私たちが思っている以上の大きな効果があります。

 

「歩くこと」は場所を移動するため、色々な物を眺めたり触れたり、誰かと出会っておしゃべりすることもできます。

 

ひとりでジッと同じ場所にいては感じることができない多くの物を感じ、そして刺激を受けることができるのです。

 

ですが、認知症の場合、散歩が徘徊に受け取られてしまうことが多々ありますよね。

 

その理由として、「散歩は目的があるのに対して、徘徊は目的もなくウロウロしているから」と言われています。

 

しかし、そんなことはありません。

 

周囲からは徘徊に見えても本人には必ず目的があります。

 

(記事参照:【症状2】徘徊

 

ただ、重要なのは本人にとっては目的がある散歩でも、道に迷ってしまい本当に目的を失ってしまうことがあるということです。

 

ですから、必ず同行して見守ってあげることが必要です。

 

しかし、「徘徊に付き合っている」と思って同行するのと、「一緒に散歩をしている」と思って同行するのでは気持ち的に違ってくるものです。

 

歩くという効果に着目する

 

このように「歩くこと」は心と体に大きな効果をもたらしてくれます。

 

そして、さまざまな不安や喪失感が押し寄せてくる高齢者にとって、「自力で歩ける」ということは本当に大きな自信につながります。

 

その自信をつなげてあげるため、また安全を守るためにも、一緒に散歩に同行して見守ってあげてください。

 

そして、できれば筋力を維持、強化していくためにも、ご紹介したような歩き方を散歩の中に取り入れてみてください。